代表取締役社長辻本敏

業績について

 2025年3月期第2四半期の決算を発表致しました。まことに残念ながら業績は7月予想を達成できず、また通期予想も下方修正となりました。
 上半期における日本の自動車販売は認証問題の影響で前年比3%マイナスとなりました。これに対し北米における日系カーメーカーの販売は前年比4%プラスと堅調でした。中国では前年差27%マイナスと日系カーメーカーの苦戦がいっそう深刻化しておりますが、いずれも市場環境としては想定範囲内であります。
 一方で為替が乱高下いたしました。当社の場合、ドル円の変化によって短期的に円高はマイナス、円安はプラスの売上・利益影響が発生します。年度始めの152円/ドルから7月上旬には162円/ドルまで円が急落したあと、9月には139円/ドルまで円高が進みました。このトレンドを織り込んでこの下半期の想定をしておりますが、このマイナス影響は数億円規模となり、業績予想下方修正の大きな要因の一つとなっています。なお10月末現在ではまた153円/ドルまで戻していますが、このあとはアメリカ大統領選挙があり、金利や通貨政策の変化も考えられ、また日銀も利上げのタイミングを計っていますので、年度末の為替を予想することは困難です。そこで今回想定する為替は9月のトレンドを維持したものとしており、比較的安全サイドと考えています。
 またメキシコペソドルも急激なペソ安が進行しており、機能通貨として米ドルを採用しているメキシコ拠点の繰延税金資産などのドル換算額が大きく減少し、純利益の減益要因となりました。
 Toyota Motor North America殿向け新規受注は7月の前回予想比、約2か月遅れで本格化の見込みとなり、これも予想対比で売上、利益の減少要因となりました。しかしながら上半期と下半期を比較しますと17億円の増収、4億円の増益予想となっており、拡販シェアアップの効果は遅ればせながら発揮される予定であります。

 以上報告申し上げます。株主の皆様におかれましては何卒ご理解を賜り、変わらぬご支援をお願い申し上げます。

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