代表取締役社長 辻本敏

業績について

2024年3月期第2四半期の決算と通期の業績予想の修正を発表致しました。
第2四半期は、7月にコメントしました通り、中国を除く地域での日系カーメーカーの生産回復によりまして6月頃より始まった堅調な販売と在庫積み上げ局面が継続いたしました。当社中国拠点の販売は依然低迷しておりますが、その販売数より少ない生産数で在庫圧縮を進め、現在では販売数見合での生産に復帰しております。また、エネルギー・資材コストも想定どおり安定しており、これらの結果、概ね7月時点の予想をクリアする業績となりました。また、純利益の水準を勘案し、増配も決定いたしました。
下期につきましては、このような状況が継続するとともに北米を中心に若干の売上上振れがあると想定しております。これらを踏まえて業績予想を修正いたしました。懸念が残る中国拠点につきましては中国域外への拡販に取り組み、経営の安定化を図ってまいります。

中期経営計画について

本年は現3か年中期経営計画の最終年度であり、中期目標に近づく努力を続けつつ、次期3か年中期経営計画の作成に取り掛かっております。経営方針の骨子に大きな変更はございませんが、東証より要請されているPBR向上について新たに主要課題として取り上げ、純資産調整や株主還元のあり方についても踏み込み、PBR1倍に向かう道筋を明らかにしたいと考えております。

以上報告申し上げます。株主の皆様におかれましては何卒ご理解を賜り、変わらぬご支援をお願い申し上げます。

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