当社は、エンジンの高効率化に寄与するエンジンバルブの開発・生産を行うとともに、保有技術を他分野に応用した新製品の開発を行っております。
当社は中空バルブなど、エンジンの高性能化や燃費向上、環境負荷低減のニーズに応えるエンジン部品の開発を行っております。このほど新商品としてエンジンの熱効率向上効果が期待される「鏡面バルブ」の工法確立が完了し、特許取得に至りました。
これまでの当社のものづくりを通じて獲得した技術を活かし、今後成長が期待される医療、EV、カーボンニュートラル、3Dプリンタなどエンジン部品以外の領域の製品開発も行っております。
株式会社Smart Craft(本社:東京都渋谷区、代表取締役:浮部史也)が提供する製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」を導入しました。あわせて、IoTゲートウェイを活用して設備稼働データ自動収集の仕組みのモデルラインを構築し、リアルタイムでの工程進捗管理を実現。これにより、省人化とライン稼働率の向上につなげていきます。
フジオーゼックスではエンジン部品事業において残存者利益を確保していくため、省人化、生産性向上を行うことで競争力の向上を図る必要がありました。そこで、工場のスマートファクトリー化を目指し効率的な生産システムを構築するために稼働状況の見える化(リアルタイム監視とデータ収集)にチャレンジするという強い意志のもと、DX推進させるためのプロジェクトが立ち上がりました。
そのような状況の中、Smart Craftと出会い、一緒にオープンイノベーションを成し遂げたいという強いリーダーシップにより実証実験からスタートし、目的に沿うシステムとしてモデルラインを構築することが出来ましたので正式導入することに至りました。
フジオーゼックスにて製造している自動車エンジンバルブの加工ラインにおいて、各設備に設置されたPLCのデータを一箇所に集約する統合PLCを構築しました。さらに、株式会社GUGEN(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:杉村 和晃)が提供するIoTゲートウェイ「FALCONNECT」を活用し、設備稼働データの自動収集を実施。収集されたデータをSmart CraftにAPI連携させることで、製造指示に紐づいた設備稼働状況のリアルタイムモニタリングの仕組みを構築しました。
(参考)FALCONNECT
今回の取り組みにより以下の効果が得られ、ライン全体の稼働率向上を目指します。
今後はラインの拡大を行いつつ、不良の情報や出来高数の自動カウントなど、設備収集できる情報とSmart Craftとのデータ連携を強化していく予定です。
Smart Craftは、製造現場の生産指示、工程管理、実績収集、データ分析といった一連の業務プロセスをタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末及びIoTを活用しデジタル化できるクラウドサービスです。これまで紙やExcel等で行ってきた製造現場のアナログ業務をデジタル化することで、現場状況をリアルタイムで見える化し、製造データを一元集約します。Smart Craftの提供を通じてDXを支援し、生産性向上を実現します。
サービスサイト:https://smartcraft.jp/