
技術革新の力で未来を拓く、フジオーゼックスの新たな挑戦
フジオーゼックスは1952年の創業以来、絶えざる技術開発を重ね、高度化する自動車メーカーのニーズに対応し、エンジンバルブの提供を通じて自動車産業の発展に貢献してきました。現在では二輪、船舶、建機や農機など多くのメーカーからの受注を獲得し、国内トップクラスのシェアを誇っております。
エンジンバルブは非常に過酷な環境で働く部品で、耐熱性、高強度、耐摩耗性等の性能が求められます。近年ではエンジンの燃焼効率向上やカーボンニュートラル燃料の採用に伴い更なる性能向上が求められております。当社では、そのようなエンジンの高効率化に対応するためさまざまな技術開発に取り組み、グリーン社会の実現に貢献してまいります。
エンジン搭載車を含む自動車業界自体においては、100年に1度と言われる変革期が訪れており、世界的なEV化・HV化への加速動向、情報化・自動化等といった、多種多様な変革の局面に立たされております。そのような環境下において当社は、効率的な生産体制の追求とグループ全体での最適なグローバル生産配置を構築することで競争力を一層強化し、グローバルシェアの拡大と稼ぐ力の向上を図りながら、引き続きお客様に新たな価値を提供し続けてまいります。
また、M&A先企業の育成と安定収益の確保および保有技術の活用による社内新規事業の立ち上げ・育成ならびにグループ企業全体での新規事業領域の拡大を図ってまいります。
今後も、エンジンバルブに必要とされる機能がさらに高度化されていくことが予想されます。フジオーゼックス発展のために長年蓄積した技術を活かし、このような変革期をグループ全従業員で乗り越えてまいります。