代表取締役社長辻本敏

業績について

 2025年3月期第3四半期の決算を発表致しました。日系カーメーカーの10-12月販売は、認証問題からの回復が期待された日本国内向けは残念ながら前年比マイナス4%と低調が継続、中国向けはマイナス17%となりましたが上期よりはやや回復がみられます。これらのマイナスを好調な北米販売前年比プラス6%で補って、全体としては見込みどおりとなりました。当社の販売も北米向け新規大口供給が10月より本格化し計画どおりの推移となった結果、売上・営業利益ともに上期対比大きく改善し順調な進捗となっております。
 為替は12月末158円/ドルと想定対比大巾な円安となり、為替差益が発生しましたが、一方で想定以上のドル対比ペソ安が進行した結果、円安差益を上回る為替差損及び繰延税金資産のドル換算差損が発生しました。結果、為替換算による経常利益・純利益の押し下げ影響は前回予想の範囲内となりました。
 第二次トランプ政権が発足し、大統領令が頻発されていますが、まだ関税や為替政策については全貌が不明で、これらの影響を見通すことはできておりません。従いまして円/ドルについては当社にとって不利な10月想定の円高水準に戻る前提とし、同じくペソ/ドルにつきましても当社にとって不利な12月末比ペソ安の更なる進行を前提として1-3月の業績想定を行った結果、通期の業績予想は据え置いております。

 以上報告申し上げます。株主の皆様におかれましては何卒ご理解を賜り、変わらぬご支援をお願い申し上げます。

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